「憧れのアフターヌーンティーを予約したけど、食べきれるかな…」そんな不安を抱えているなら、この記事を読んでください。実際に行った人の8割以上が「思ったより量が多かった」と感じるアフターヌーンティー。でも大丈夫です。持ち帰りができるお店もたくさんあります。
今回は、アフターヌーンティーの実際の量から持ち帰りルール、食べきれない時の対処法まで、初心者が知りたい疑問をすべて解決します。せっかくの特別な時間を「食べきれない」という心配で台無しにする必要はありません。
アフターヌーンティーの量が多すぎて食べきれない!実際どのくらい出てくる?
初回で驚く人続出!アフターヌーンティーの実際の量
アフターヌーンティーを初めて体験する人が必ず言うセリフがあります。それは「え、こんなに来るの?」です。3段トレーに綺麗に盛り付けられた料理を見て、誰もが想像以上の量に驚きます。
実は、アフターヌーンティーの量は軽食というより、しっかりとしたお食事に近いのです。たとえば、一般的なホテルのアフターヌーンティーでは、サンドイッチ3〜4種類、スコーン2個、ケーキやマカロンなど5〜6個のスイーツが提供されます。これだけでもかなりのボリュームですが、さらに紅茶のお替りも自由なことが多いのです。
「軽くお茶でも」という気分で行くと、確実に想像を超える量が待っています。特に女性の場合、普段のランチよりも明らかに多いと感じる人がほとんどでしょう。
ホテルとカフェで違う?お店別の量の傾向
ここで注意したいのが、お店によって量に大きな差があることです。大手ホテルのアフターヌーンティーは、まさに「おもてなし」の精神で量もたっぷり。一方、カジュアルなカフェチェーンでは、もう少し控えめな量設定になっています。
帝国ホテルやリッツカールトンなどの高級ホテルでは、サンドイッチだけでも4〜5種類、スイーツも6個以上というボリューム満点のセット。しかも、一つ一つのサイズも決して小さくありません。
一方で、アフタヌーンティー・ティールームのようなカフェチェーンなら、もう少し食べやすい量に調整されています。それでも、普段のカフェタイムとは比べ物にならないボリュームです。
要は、高級になればなるほど量も増える傾向があるということ。予算と食べきれる量のバランスを考えて選ぶのが賢明でしょう。
スコーンだけで満腹?3段トレーの中身と分量
3段トレーの構成を知っておくと、量の想像がつきやすくなります。一番下がサンドイッチ、真ん中がスコーン、上段がスイーツという配置が一般的です。
実は、この構成には理由があります。一番重いサンドイッチを下に、軽いスイーツを上に置くことで、トレーが安定するのです。でも、食べる側からすると「どれから手をつけていいかわからない」という状況になりがちです。
特にスコーンは、見た目以上にお腹にたまります。バターやクリーム、ジャムをつけて食べると、2個でもかなりの満足感。「スコーンだけで満腹になった」という声も珍しくありません。
ここで裏技をひとつ。スコーンは温かいうちに食べるのがベストですが、冷めても美味しく持ち帰りできるアイテムです。「お腹いっぱいだけど、せっかくだから持って帰ろう」という選択肢を覚えておくと便利です。
食べきれない時の持ち帰りはできる?お店のルールを徹底調査
持ち帰りOKな有名ホテル・カフェ一覧
「食べきれないから持ち帰りたい」というのは、実はとても一般的な要望です。多くのお店が持ち帰りに対応してくれるので、遠慮なく聞いてみましょう。
持ち帰りに積極的なのは、意外にも高級ホテルです。帝国ホテル、ホテルオークラ、パークハイアットなどでは、専用の持ち帰り用容器も用意されています。「お客様に最後まで楽しんでいただきたい」というホスピタリティの表れですね。
カフェチェーンでも、アフタヌーンティー・ティールームやハーブス、キハチカフェなどは持ち帰り対応が可能です。特に個包装されているマカロンやクッキーは、持ち帰りしやすいアイテムとして人気があります。
ただし、すべてのお店で持ち帰りができるわけではありません。事前に確認するか、当日スタッフに相談するのがベストです。
持ち帰りNGなお店の理由とマナー違反を避ける方法
一方で、持ち帰りを断られるケースもあります。その理由を知っておくと、マナー違反を避けられます。
最も多い理由は食品衛生上の問題です。生クリームを使ったケーキや、魚介類が入ったサンドイッチは、時間が経つと傷みやすくなります。お店としては「お客様の安全のため」という判断なのです。
また、高級レストラン併設のアフターヌーンティーでは、「その場で楽しんでいただくもの」というコンセプトを重視するところもあります。これは料理人のこだわりでもあるので、理解を示すのがマナーです。
持ち帰りを断られた時に「せっかく高いお金を払ったのに」と不満を示すのはNG。代わりに「分かりました。今度はもう少しお腹を空かせて来ます」と笑顔で対応しましょう。
「持ち帰りできますか?」上手な確認の仕方
持ち帰りの相談は、タイミングと聞き方が大切です。まず、料理が運ばれてきた時点で「量が多い場合、持ち帰りは可能でしょうか?」と事前に確認するのがスマートです。
食べている最中に「これ、持ち帰れますか?」と個別に聞くのも全然OK。スタッフも慣れているので、嫌な顔をされることはありません。むしろ「お気軽にお声かけください」と言ってくれるお店がほとんどです。
ここで注意したいのが、持ち帰り用の容器について。多くのお店では専用の容器を用意してくれますが、中には「容器代として100円いただきます」というところも。事前に確認しておくと安心です。
実は、持ち帰りを前提として小さなタッパーを持参する常連さんもいます。ただし、初回の場合はお店の対応を確認してからの方が無難でしょう。
持ち帰り可能なメニューと注意点
スコーンとサンドイッチは持ち帰りしやすい理由
持ち帰りしやすいアイテムと、そうでないものを知っておくと便利です。最も持ち帰りしやすいのは、スコーンとサンドイッチです。
スコーンは焼き菓子なので、時間が経っても味が落ちにくいのが特徴。翌日の朝食やおやつとしても楽しめます。ただし、ジャムやクリームは別容器にしてもらうのがポイント。そのまま塗った状態だと、パンが湿気てしまいます。
サンドイッチも比較的持ち帰りしやすいアイテム。特にハムやチーズなど、常温でも大丈夫な具材を使ったものなら安心です。ただし、マヨネーズやタルタルソースを使ったものは、早めに食べるのが鉄則です。
意外に持ち帰りできるのが、フィンガーフード系のスイーツ。マカロンやクッキー、チョコレートなどは、元々個包装されているものも多く、持ち帰りに適しています。
ケーキやデザート類を持ち帰る時のコツ
一方、注意が必要なのがケーキやデザート類です。生クリームやカスタードを使ったものは、温度管理が重要になります。
タルトやシュークリームなどは、持ち帰り可能なお店が多いのですが、必ず保冷をお願いしましょう。多くのお店では保冷剤も一緒につけてくれます。夏場は特に注意が必要で、持ち帰り後はすぐに冷蔵庫に入れるのが基本です。
ムースやプリンなど、崩れやすいデザートは持ち帰りを断られることも。でも、専用の容器があるお店なら対応してくれる場合もあります。「崩れても大丈夫です」と一言添えると、対応してくれる可能性が高まります。
ここで裏技をひとつ。アイスクリームが添えられている場合は、その場で食べてしまいましょう。持ち帰りは物理的に不可能ですし、溶けてしまうと他の食材にも影響します。
容器は誰が用意する?持ち帰り時のマナー
持ち帰り時の容器について、初心者が迷いがちなポイントです。基本的には、お店が用意してくれるケースがほとんど。でも、容器代として50円〜200円程度かかることもあります。
高級ホテルの場合、しっかりとした持ち帰り用ボックスを無料で提供してくれることが多いです。まさにホスピタリティの違いを感じる瞬間ですね。一方、カジュアルなカフェでは簡易的な容器や袋での対応になります。
持ち帰り時のマナーとして、スタッフが容器に詰めてくれる場合は任せるのが基本。「こっちも入れてください」「これは要りません」など、細かい指示は控えめにしましょう。
また、持ち帰り後の食べ方についても、軽く確認しておくと安心です。「スコーンは温め直した方がいいですか?」「ケーキはいつまでに食べればいいでしょうか?」といった質問は、スタッフも慣れています。
量が多くて食べきれない問題を事前に解決する方法
予約時に「少なめ希望」を伝える効果的な方法
実は、予約時に量について相談できるお店が意外に多いのです。「初めてなので量が心配です」と素直に伝えると、アドバイスをもらえることがあります。
電話予約の場合、「普通の量では食べきれないかもしれないのですが、調整は可能でしょうか?」と聞いてみましょう。完全に量を減らすのは難しくても、「お食事系を少し控えめに」「スイーツ多めで」といった調整をしてくれるお店もあります。
また、「一人前を二人でシェアしたい」という相談も意外に受け入れてもらえます。ただし、席料やサービス料が別途かかる場合もあるので、料金についても確認しておきましょう。
オンライン予約の場合は、備考欄に「量について相談したい」と記載しておくと、お店から電話をもらえることもあります。遠慮せずに書き込んでおくのがおすすめです。
友達とシェアできるアフターヌーンティープランの選び方
最初からシェアを前提としたプランを選ぶのも賢い方法です。「2名様向け」「シェア可能」といった表記があるメニューを探してみましょう。
特に海外系のホテルでは、「アフターヌーンティー フォー ツー」というシェア専用プランを用意しているところもあります。量的にも価格的にも、一人ずつ注文するより効率的です。
友達と行く場合の裏技として、「一つは甘いもの多め、もう一つはお食事系多め」といったカスタマイズを相談してみるのもアリ。お互いの好みに合わせられるし、結果的に完食しやすくなります。
ただし、シェアする場合でも最低注文数が決まっているお店もあります。「一品のみのご注文はご遠慮いただいております」といった制限があるかどうかも事前に確認しておきましょう。
軽めメニューがあるお店の見つけ方
「ライト」「プチ」「ハーフ」といった名前がついたアフターヌーンティーメニューを探してみましょう。これらは通常の半分程度の量に設定されていることが多いです。
たとえば、ハイアットリージェンシー東京の「プチアフターヌーンティー」や、コンラッド東京の「ライトアフターヌーンティー」などがその例です。価格も通常の7割程度に設定されているので、お財布にも優しいですね。
また、平日限定や時間限定の軽めメニューを用意しているお店も。「14時以降限定」「平日のみ」といった条件付きですが、狙い目です。特に平日の遅い時間は、お店側も回転率を上げたいので、量的に調整してくれることもあります。
カフェチェーンでも、「ミニアフターヌーンティー」のようなメニューが増えています。ホテルほどの豪華さはありませんが、初心者にはちょうどいい量設定です。
アフターヌーンティーで食べきれない時の裏ワザ
食べる順番を変えるだけで完食率アップ
意外に知られていないのが、食べる順番による満足度の違いです。従来のマナーでは「下の段から順番に」と言われていますが、完食を目指すなら少し戦略を変えてみましょう。
まず最初に、一番好きなものを食べてしまうのがコツ。「お腹いっぱいになって好きなケーキが食べられなかった」という後悔を避けられます。特にスイーツ好きなら、上段のケーキから手をつけるのも全然アリです。
次に、スコーンは早めに食べるのがおすすめ。温かいうちが一番美味しいし、冷めるとお腹にたまりやすくなります。「最後に楽しみをとっておこう」と思っていると、結局食べきれずに終わることも。
サンドイッチは比較的日持ちするので、最後に回しても大丈夫。「これは持ち帰りにしよう」という判断も、サンドイッチなら気軽にできます。
紅茶の飲み方で満腹感をコントロールする方法
実は、紅茶の飲み方によって満腹感をコントロールできるのです。たくさん飲むとお腹が膨れるのは当然ですが、実はタイミングがポイント。
食べる前に紅茶をたくさん飲んでしまうと、早い段階で満腹になってしまいます。逆に、少しずつ飲みながら食べると、口の中がリセットされて意外と食べられるもの。
また、紅茶の種類を変えてもらうのも効果的。ダージリンやアールグレイなど、さっぱり系の紅茶は食事に合いますが、ミルクティーは意外とお腹にたまります。
ここで裏技をひとつ。「紅茶はゆっくりペースで」とお願いしておくと、スタッフも察してくれます。急かされることなく、自分のペースで楽しめます。
ゆっくり食べて時間を稼ぐ会話術
アフターヌーンティーは、基本的に時間制限がゆるいのが特徴。2時間程度はゆっくりできるお店がほとんどです。この時間を有効活用しましょう。
友達との会話を楽しみながら、一口ずつゆっくり食べるのがコツ。「この紅茶、どんな味?」「このケーキの作り方、気になるね」といった食に関する会話は自然に時間を稼げます。
また、お店の雰囲気や内装について話すのも効果的。「ここのティーカップ、素敵だよね」「あの絵、どこの作家さんだろう?」など、周りを観察しながらの会話は時間があっという間に過ぎます。
スタッフに料理について質問するのも、実は歓迎されます。「このスコーンのレシピ、教えてもらえますか?」「紅茶の茶葉は何を使っているんですか?」といった質問は、会話のきっかけにもなります。
人気店の持ち帰り対応状況と予約時の相談方法
リッツカールトン・帝国ホテルなど大手の持ち帰りルール
高級ホテルの持ち帰り対応は、まさにホスピタリティの見せ所。リッツカールトン東京では、専用の持ち帰りボックスとともに、食べ方の説明書まで用意してくれます。
帝国ホテルの場合、「お持ち帰り用包装承ります」と公式にアナウンスしています。特にスコーンは温め方の説明付きで、翌日でも美味しく食べられるよう配慮されています。
パークハイアット東京では、持ち帰り希望を事前に伝えておくと、最初から持ち帰りしやすい個包装で提供してくれることも。こういった細やかな対応が、高級ホテルならではのサービスです。
ただし、すべてのアイテムが持ち帰り可能というわけではありません。生クリーム系のデザートや、温かいうちに食べるべきアイテムは「その場でお楽しみください」と案内されることもあります。
アフタヌーンティー・ティールームなどカフェチェーンの対応
カフェチェーンの持ち帰り対応は、店舗によって差があるのが実情です。でも、基本的には「お客様の要望にお応えしたい」というスタンスのお店が多いです。
アフタヌーンティー・ティールームでは、焼き菓子系は持ち帰りOK、生菓子は「お早めにお召し上がりください」という条件付きで対応してくれます。簡易的な袋や容器ですが、料金は基本的に無料です。
ハーブスの場合、元々ケーキの持ち帰りがメインサービスなので、アフターヌーンティーの持ち帰りにも慣れています。専用ボックスもしっかりしているので、安心して持ち帰れます。
タリーズやスターバックスなど、コーヒーチェーンのアフターヌーンティーでも持ち帰り対応は可能。ただし、「食品衛生上、当日中にお召し上がりください」という条件がつくことがほとんどです。
個人経営のお洒落カフェでの相談テクニック
個人経営のカフェでは、オーナーやスタッフとのコミュニケーションが重要になります。大手とは違った温かい対応が期待できる反面、持ち帰り用の設備が整っていないこともあります。
まず、予約時に「食べきれない場合の持ち帰りは可能ですか?」と確認しておくのがベスト。個人店の場合、オーナーの判断で柔軟に対応してくれることも多いです。
当日は、「美味しくて全部持って帰りたくなってしまいました」というように、お店を褒めながら相談するのがコツ。「容器がなくて…」と言われたら、「簡単な袋でも大丈夫です」と歩み寄る姿勢を見せましょう。
実際に、「うちには専用の容器はないけれど、アルミホイルで包んであげます」「保冷剤はないけれど、氷を一緒に入れておきますね」といった工夫をしてくれるお店も多いです。
まとめ
アフターヌーンティーの量の多さに驚く必要はありません。多くのお店で持ち帰りに対応してくれますし、事前の相談や食べ方の工夫で完食することも十分可能です。
特に持ち帰りについては、遠慮せずにスタッフに相談してみてください。「お客様に最後まで楽しんでいただきたい」と考えるお店がほとんどです。食べきれないストレスを抱えるより、素直に「持ち帰りできますか?」と聞いた方が、お店にとってもお客様にとってもハッピーな結果になります。
これからアフターヌーンティーを楽しむ予定の方は、今回紹介したコツを参考にしてください。量を心配するより、特別な時間を心から楽しむことの方がずっと大切ですからね。