RWBポルシェがださいと言われる理由は?カスタムの評価を解説

ポルシェのカスタムブランド「RAUH-Welt BEGRIFF(RWB)」をご存知でしょうか。極太のワイドボディキットで知られるRWBですが、インターネット上では「ださいのでは?」という声も聞かれます。その一方で、熱狂的なファンも多く存在するのが現実です。

この記事では、なぜRWBポルシェが批判されるのか、そして支持される理由は何なのかを詳しく解説します。実際の価格相場やオーナーの体験談まで含めて、RWBカスタムの全体像をお伝えしていきましょう。

目次

RWBポルシェがださいと言われる5つの理由

RWBポルシェに対する批判の声は、主に以下のような理由から生まれています。それぞれの批判ポイントを見てみましょう。

1. 大胆すぎるワイドボディが元の美しさを損なっている

ポルシェの魅力といえば、洗練されたデザインの美しさです。しかし、RWBのワイドボディキットは、この美しさを大きく変えてしまいます。

特に911シリーズの流れるようなボディラインが、極太のフェンダーで隠れてしまうことを残念に感じる人は少なくありません。元のポルシェが持つエレガントさが失われ、まったく別の車になってしまうという意見もよく聞かれます。

また、ポルシェの設計思想を無視した改造だと捉える人もいます。長年培われてきたポルシェのデザインDNAを否定するような改造に見えてしまうのかもしれません。

2. エアロパーツの装着が過度で品がないと感じられる

RWBカスタムの特徴として、大型のリアウイングやスプリッターなどのエアロパーツが挙げられます。これらのパーツは確かに迫力がありますが、一般的な美的感覚からすると「やりすぎ」に見えることもあります。

特に日本の街中では、あまりにも目立ちすぎてしまいます。高級車らしい上品さよりも、派手さが前面に出てしまうため、「成金趣味」のような印象を持たれることも少なくありません。

エアロパーツの組み合わせによっては、まとまりのないデザインになってしまう場合もあります。個々のパーツは良くても、全体として見ると統一感に欠けるという批判もあるようです。

3. オーバーフェンダーのデザインが攻撃的すぎる

RWBの代名詞でもあるオーバーフェンダーですが、そのデザインが攻撃的すぎると感じる人も多いです。角ばったフェンダーの形状は、確かにレーシングカーのような迫力を演出しますが、日常使いには向かないと思われがちです。

特に女性からの評価は厳しい傾向にあります。男性的で荒々しいデザインが、ポルシェ本来の洗練されたイメージとかけ離れていると感じられるのでしょう。

また、このデザインが古臭く見えるという声もあります。1980年代のスーパーカーブームを彷彿とさせるようなデザインが、現代的ではないと評価される場合もあるようです。

4. 価格に見合わない仕上がりと批判される場合がある

RWBカスタムは決して安くありません。完成車両の総額を考えると、同等の価格で他の高級スポーツカーが購入できてしまいます。しかし、その価格に見合った仕上がりではないと感じる人もいるようです。

手作業による製作のため、個体差が大きいという問題もあります。同じRWBカスタムでも、施工する工場や職人によって仕上がりに差が出てしまうのが現実です。

また、カスタム後のリセールバリューの低さも批判の対象です。高額な費用をかけても、売却時にその価値が認められないことが多く、コストパフォーマンスの悪さを指摘する声もよく聞かれます。

5. 日本の道路事情に全く合わない極端なローダウン

RWBカスタムでは、極端なローダウンも特徴の一つです。しかし、日本の道路事情を考えると、このローダウンは実用性を大きく損ないます。

ちょっとした段差でも底をこすってしまい、駐車場への出入りも困難になることがあります。せっかくの高性能車なのに、満足に走れないというジレンマを抱えることになるのです。

また、車高が低すぎることで、他の車からの視認性も悪くなります。安全面での不安を感じるオーナーも少なくありません。日常的に使うには不便すぎるという批判は、確かに理解できる部分でもあります。

RWBポルシェのカスタムを高く評価する人たちの声

批判がある一方で、RWBポルシェを絶賛する人たちも多く存在します。彼らがRWBを支持する理由を見てみましょう。

職人による手作業での丁寧な作り込み

RWBの最大の魅力は、職人による手作業での製作にあります。機械的な大量生産では絶対に出せない、人の手による温かみのある仕上がりが魅力です。

一台一台がオーナーの要望に合わせてカスタマイズされるため、世界に一つだけの車になります。この特別感は、大量生産車では決して味わえないものでしょう。

また、職人の技術力の高さも評価されています。難易度の高いボディワークを、熟練の技で美しく仕上げる姿は、まさに芸術作品を作り上げているようです。製作過程を見学した人の多くが、その技術力の高さに感動すると言われています。

レーシングカーのような迫力あるスタイリング

RWBカスタムの最大の特徴は、やはりその迫力あるスタイリングです。サーキットを駆け抜けるレーシングカーのような存在感は、確かに他では味わえません。

特にリアから見たときのワイドなボディと大型ウイングの組み合わせは、圧倒的な迫力があります。この迫力に魅了される人が多いのも納得できます。

また、細部まで作り込まれたエアロパーツの精度も高く評価されています。単に見た目だけでなく、実際の空力性能も考慮された設計になっているという点も、技術的に評価されている理由の一つです。

他にはない唯一無二の存在感

街中で目にするRWBポルシェは、確実に人の視線を釘付けにします。この唯一無二の存在感こそが、RWBの最大の魅力だと考える人も多いのです。

どんなに高価なスーパーカーでも、街中ではそれなりに見かけることがあります。しかし、RWBポルシェは本当に珍しく、出会った時のインパクトは絶大です。

また、カーイベントなどでは必ず注目の的になります。写真撮影を求められることも多く、オーナーにとっては誇らしい瞬間でもあるようです。この特別感が、高額な費用をかける価値があると感じる人が多い理由でもあります。

RWBカスタムの実際の価格相場と内容

RWBカスタムを検討する際に最も気になるのが、その価格です。実際にどの程度の費用が必要なのか、詳しく見てみましょう。

ベースとなるポルシェの選び方とコスト

RWBカスタムのベースとして人気が高いのは、930ターボや964、993といった空冷ポルシェです。これらの車両価格は年々上昇傾向にあります。

モデル年式相場価格
930ターボ1975-1989800万円〜1,500万円
9641989-1994600万円〜1,200万円
9931994-1998700万円〜1,300万円

ベース車両の選択では、ボディの状態が最も重要です。サビや事故歴のない個体を選ぶことで、カスタム後の仕上がりが大きく変わります。多少高くても、状態の良い個体を選ぶことをおすすめします。

また、エンジンの状態も重要なポイントです。カスタム費用とは別に、エンジンのオーバーホールが必要になる場合もあるため、購入前の詳細な点検は必須と言えるでしょう。

RWBキットの価格と施工費用の内訳

RWBキット自体の価格は、選択するパーツの組み合わせによって大きく変わります。基本的なワイドボディキットから、フルエアロパッケージまで様々な選択肢があります。

  • ワイドボディキット:250万円〜350万円
  • エアロパーツセット:150万円〜250万円
  • ホイール・タイヤセット:100万円〜200万円
  • サスペンション:80万円〜150万円
  • 施工費:200万円〜400万円

施工費用は工場の技術力や作業内容によって大きく変わります。塗装の品質や細部の仕上がりにこだわる場合、さらに高額になることもあります。

また、カスタム期間は通常6ヶ月から1年程度かかります。この期間中は代車が必要になるため、その費用も考慮しておく必要があるでしょう。

完成車両の総額とメンテナンス費用

すべてを含めた完成車両の総額は、1,500万円から3,000万円程度が相場です。ベース車両の価格や選択するオプションによって、大きく変動します。

しかし、完成後のメンテナンス費用も忘れてはいけません。特殊なパーツを使用しているため、一般的なポルシェよりも維持費は高くなる傾向があります。

  • 年間メンテナンス費:50万円〜100万円
  • タイヤ交換費用:40万円〜80万円(年1回程度)
  • 車検費用:30万円〜50万円

これらの維持費を含めて検討することが重要です。購入後に予想以上の出費に困ることがないよう、事前にしっかりと計画を立てておきましょう。

RWBポルシェオーナーのリアルな体験談

実際にRWBポルシェを所有している人たちは、どのような体験をしているのでしょうか。リアルな声をお伝えします。

街中での反応と注目度の変化

RWBポルシェで街中を走ると、必ずと言っていいほど注目を浴びます。信号待ちでは写真を撮られることも日常茶飯事で、オーナーによっては戸惑いを感じることもあるようです。

特にカーイベントでは、他の参加者から質問攻めにあうことが多いと言います。車の詳細について聞かれることはもちろん、製作費用について直接質問されることもあるそうです。

一方で、ネガティブな反応を受けることもあります。「お金の無駄遣い」「目立ちたがり」といった心ない言葉をかけられることもあり、精神的にタフである必要があると多くのオーナーが語っています。

走行性能への影響と実用性

RWBカスタムが走行性能に与える影響は、実際のところどうなのでしょうか。多くのオーナーが語るのは、見た目ほど性能は向上していないということです。

確かにダウンフォースは増加しますが、高速域でなければその効果を実感することは難しいとされています。むしろ、車重の増加や空気抵抗の増大により、燃費は悪化する傾向にあります。

また、極端にローダウンされた車高により、段差での擦りは避けられません。コンビニの駐車場に入るのも一苦労で、日常使いには大きな制約があることは否定できません。

所有することの満足度と後悔ポイント

RWBポルシェを所有する満足度について聞くと、多くのオーナーが「買ってよかった」と答えます。その理由として最も多く挙げられるのが、唯一無二の存在感です。

カーイベントでは確実に注目の的になり、多くの人と交流するきっかけにもなります。同じRWBオーナー同士の結束も強く、特別なコミュニティに参加できる喜びもあるようです。

しかし後悔ポイントも存在します。最も多いのが維持費の高さで、想像以上に費用がかかることに驚くオーナーも少なくありません。また、家族からの理解を得るのに苦労するという声もよく聞かれます。

RWB以外の人気ポルシェカスタムショップとの比較

ポルシェのカスタムブランドはRWBだけではありません。他の人気ブランドとの違いを比較してみましょう。

RAUH-Weltとの違いとそれぞれの特徴

実はRWBとRAUH-Weltは同じブランドの英語表記と日本語表記の違いです。しかし、ポルシェカスタム界には他にも多くの著名なブランドが存在します。

Singer Vehicle Designは、クラシックなポルシェを現代的にリストアするブランドとして有名です。RWBとは正反対のアプローチで、オリジナルの美しさを最大限に活かしたカスタムを行います。

Guntherworksは、空力性能を徹底的に追求したカスタムで知られています。RWBよりもさらに過激な外観ですが、実用性を重視した設計思想が特徴です。

海外の有名カスタムブランドとの差別化

海外には多くのポルシェカスタムブランドが存在し、それぞれに個性があります。RWBの特徴を理解するために、他のブランドとの違いを見てみましょう。

ドイツのRUFは、ポルシェをベースとした独自の車両製作で有名です。エンジンチューニングに重点を置き、見た目よりも性能向上を重視しています。

アメリカのEmoryは、アウトロー系と呼ばれるカスタムスタイルで人気があります。RWBと同様にワイドボディが特徴ですが、よりアメリカンなテイストが強く表現されています。

カスタム方向性による好みの分かれ方

ポルシェカスタムは、大きく分けて以下のような方向性があります。それぞれに熱狂的なファンが存在し、好みが大きく分かれるのが特徴です。

  • クラシック志向:オリジナルの美しさを活かすカスタム
  • レーシング志向:サーキット走行を重視したカスタム
  • ショー志向:見た目の迫力を最優先するカスタム
  • ストリート志向:日常使いを考慮したカスタム

RWBはショー志向のカスタムの代表格と言えるでしょう。この方向性が好みに合う人には絶大な支持を得ていますが、他の志向の人には理解されにくいというのが現実です。

RWBスタイルが似合うポルシェモデルと似合わないモデル

すべてのポルシェがRWBカスタムに向いているわけではありません。モデルごとの向き不向きを詳しく見てみましょう。

930ターボや964での仕上がりの評価

RWBカスタムの定番ベースとして最も人気が高いのが930ターボです。角張ったボディラインがRWBのワイドボディキットと非常に相性が良く、完成度の高い仕上がりになります。

930ターボの場合、元々ワイドボディであることも重要なポイントです。RWBキットを装着しても違和感が少なく、自然な仕上がりになる傾向があります。

964も人気の高いベースモデルの一つです。930ターボより丸みを帯びたデザインですが、RWBキットとの組み合わせで独特の迫力を生み出します。特にリアの印象が大きく変わり、まったく別の車のような印象になります。

現行モデルでのRWBカスタムの是非

現行の911シリーズにRWBキットを装着するケースも増えていますが、賛否が大きく分かれるのが現実です。最新技術が詰め込まれた現行モデルに、クラシックなRWBスタイルが本当に似合うのかという疑問を持つ人も多いようです。

特に電子制御システムが多用されている現行モデルでは、RWBカスタムによってバランスが崩れる可能性もあります。見た目は迫力がありますが、本来の性能を活かしきれない場合もあるのです。

また、現行モデルは新車価格が高いため、さらにカスタム費用を上乗せすると非常に高額になってしまいます。コストパフォーマンスの観点から見ると、疑問視する声も少なくありません。

年式による向き不向きの傾向

RWBカスタムに最も適しているのは、1970年代から1990年代のクラシックポルシェです。この時代のポルシェは、RWBの世界観と非常に相性が良いとされています。

年代適合性理由
1970-1980年代角張ったデザインがRWBスタイルと合致
1990年代程よい丸みがRWBキットで補完される
2000年代以降現代的すぎてRWBスタイルとのギャップが大きい

年式が新しくなるほど、RWBカスタムとの親和性は低くなる傾向があります。これは、ポルシェのデザイン哲学の変化と、RWBが持つクラシックな世界観のギャップが原因と考えられます。

RWBポルシェを検討する前に知っておくべきポイント

RWBカスタムを検討している方が、後悔しないために知っておくべき重要なポイントをお伝えします。

リセールバリューへの影響と将来性

RWBカスタムを施した車両のリセールバリューは、一般的に大幅に下落します。これは、カスタム車両の需要が限定的であることが主な理由です。

数千万円をかけてカスタムした車両でも、売却時には半額以下になることも珍しくありません。特に、個人の好みが強く反映されたカスタムほど、買い手を見つけるのが困難になります。

ただし、RWBの知名度と人気の高さから、他のカスタム車両と比べると比較的高値で取引される傾向があります。それでも、投資対効果を期待してはいけないというのが現実です。

車検対応と公道での法的な注意点

RWBカスタムを公道で使用するには、車検対応が必須です。しかし、改造の程度によっては車検に通らない場合もあるため、事前の確認が重要です。

特に注意が必要なのは以下の項目です。

  • 車幅の変更による構造変更の必要性
  • 灯火類の位置や明るさの基準適合
  • エアロパーツの突出量制限
  • 最低地上高の確保

これらの基準をクリアするために、追加の費用が発生する場合もあります。また、車検のたびに特別な手続きが必要になることもあるため、維持の手間も増加します。

保険加入時の注意事項と追加費用

RWBカスタム車両の保険加入には、特別な注意が必要です。改造申告を正しく行わないと、事故時に保険が適用されない可能性があります。

また、車両価値の算定も複雑になります。カスタム費用を含めた価値で保険をかける場合、保険料も高額になる傾向があります。

  • 改造申告による保険料の増加:年間5万円〜15万円
  • 特殊パーツの盗難保険:年間3万円〜8万円
  • 車両保険料の増加:従来の1.5〜2倍

これらの追加費用も事前に計算に入れておく必要があります。保険会社によって対応が異なるため、複数社で見積もりを取ることをおすすめします。

まとめ

RWBポルシェが「ださい」と言われる理由から、その魅力まで詳しく解説してきました。批判の声がある一方で、熱狂的なファンが存在するのも事実です。

最も重要なのは、RWBカスタムが決して万人受けするものではないということです。高額な費用をかけてカスタムするからには、自分自身が心から満足できるかどうかが一番大切でしょう。

RWBポルシェを検討している方は、見た目の魅力だけでなく、維持費用や実用性、リセールバリューなど総合的に判断することが重要です。後悔のない選択をするために、じっくりと検討してみてください。

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